こんにちは!
子育て主夫のダイナミック忍者(@dynamic_ninjya)です。
「使う言葉を変えれば、見える世界は変わる」
なんて言われても実感湧かんし、なかなか意識するのは難しいですよね。
今日は、みんなが普段何気なく使っている言葉で、簡単に言い換えられる言葉を1つだけ紹介します。
ぼくは、この言い換えをするようになってから、だいぶ心が楽になりました。
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「せなアカン」は日常に溢れた言葉
「〇〇しなければならない」という表現を、関西では「〇〇せなアカン」と言います。
これ、めちゃくちゃよく使われている表現で、心の底から義務感に迫られていなく使います。
例えば、
「友だちの誕生日プレゼント買いに行かなアカン。」
とか
「先に洗濯物を終わらさなアカン。」
という風に、本来の義務的な意味を深く考えることなく日常的に使う表現です。
日常的に使う言葉なので、言ってる本人はもちろん、聞いてる側もそんなに意識はしていません。
「したい」と言えば結果も変わる
発言する側も聞く側も特に意識していないのだから、改めて考え直すほど、問題やすれ違いが起こる表現ではありません。
しかし、これをちょっと言い換えるだけで、言い手と聞き手の両方がもっと心地よくなれると思うのです。
その言い換えが、
「〇〇せなアカン」 → 「〇〇したい」
です。
上の例に当てはめてみると、
「友だちの誕生日プレゼント買いに行きたい。」
「先に洗濯物終わらせたい。」
となります。
同じ行動なのに少しだけ前向きなイメージに変わったのが分かると思います。
「友だちのプレゼント買いに行きたい。」の方が、「買いに行かなアカン。」よりも、友だちが喜ぶものを買えそうな気がしませんか?
言いたいだけ?伝えたい?
こういう言い換えは、はじめはやっぱり意識しないと出来ません。
でも、頭の片隅に置いてあると、「せなアカン。」と言った時に、
「あ、今のは『したい』の方がよかったな。」
と思えます。その積み重ねで、意識しなくても言えるようになってきます。
ここで気をつけたいのが、「今のは『したい』にせなアカンかったな。」と思わないことです。
言葉を言い換る義務なんてありません。でもちょっと言い換えたら、ちょっと心地よくなる。それだけのことです。
同じことを伝えるにも、ほんのちょっと言い方を変えるだけで、相手の受け取り方はガラッと変わります。
そして、その受け取り方は人によって様々です。
「自分の言い方に賛同できる奴にだけ伝わればいい。」
とか
「わからん奴は理解力がないだけや!」
という人は、そのまま突き進めばいいと思います。そういうパワーがあるからこそ、突破していける壁もあると思うので。
でも、何か本当に伝えたいことがあるのに、伝わらなくてヤキモキしている場合は、少し今までとは違う言葉を使ってみてはどうでしょうか?
そして、言葉を替えるだけが方法ではありません。
言うタイミングを変えたり、メールじゃなくて直接言うとか、逆に手紙にしてみるとか。
誰か別の人に言ってもらうとか。
自分の考えを言いたいだけなのか?
それとも、何か伝えたいのか?
そこがはっきりしたら、コミュニケーションは変わってくると思います。
ゆとりのない社会なんてポイズン
この「せなアカン」から「したい」への言い換えは、言葉に意識を持っていくきっかけには最適だと思います。
ぼくもまだ、少し意識しながら使っていますが、だいぶと他の言葉も気にかけれるようになってきました。
「したい」と言うことで、前向きに生きよう。と言っているのではありません。
少しだけ、自分が使っている言葉に意識を向けることで、聞き手である相手の気持ちも考えるようになり、その結果ちょびっとの思いやりが生まれる。
それに加えて、言葉を替える心の余裕が、あなたをより優しくさせてくれる。
言葉に限ったことではありませんが、小さな一歩、いや半歩ずつ、お互いに歩み寄るゆとりが生まれたら、社会はまたほんの少しオモロく、心地よくなるのだと信じています。