ある日の小さな感動

最近の日課は、農場のヒツジたちとの触れ合い。
先日、いつものように戯れに行くと、、、
先月、産まれたばかりの子ヒツジ「ハル(♂)」が、小屋の前で立ちすくみ、困った表情でこちらを見ている。
いつもは母ヒツジ「タマ(♀)」の側にずっとおるのに、この日は離れて、何やらソワソワしている様子。
チラチラと小屋の中を見ているので、中を覗いてみると、、、

産まれてるやん!!

新たな生命の誕生やん!!
小屋の床が板張りで、立ち上がろうとする赤ちゃんヒツジが滑っていたので、敷き藁を追加。
すぐに飛んできた同僚と、写真を撮りながら、
「また産まれたなぁ。」
なんて喋りながら、ふと母ヒツジを見てみると、、、
お尻からなんか出てるやん!!
「あれ脚ちゃう?」
「まさかもう一頭?」
「あ、出てくるで!」
と、慌ててiPhoneを構えたその瞬間!
つるん!!
一瞬にして、2頭目が誕生!
今回、この2頭を産んだのは「ビビ(♀)」
子どもを産むのは確か3回目。
全く慌てず、慣れた様子で2頭を交互に舐めてあげていた。
さすが、ベテランお母さん。
そう、何を隠そう「タマ(♀)」「ビビ(♀)」の子どもなのです。
「ハル」「タマ」の息子で「ビビ」の孫。
今回産まれたのは「ビビ」の子どもたち。
ということは、先月産まれた「ハル」にとっては、この赤ちゃん達は、おじさんorおばさんにあたるのか。。。
父親は「モコ」ただ一人。。。
家系図を描いてみようかとも思いましたが、人間的に考えると生々しいので止めておきます。笑
話を元に戻しましょう。
2頭を同時に気にかけ、舐めてやる姿は圧巻でした。
生後2分の様子。奇跡。 pic.twitter.com/aqjeMMHW1B

— 言葉遊び人 ダイナミック忍者 (@dynamic_ninjya) 2017年4月27日

しばらく経ち、僕が小屋の中に入り、赤ちゃんヒツジたちを見ながら、敷き藁をならしていると、、、
ドン!!
と背後から大きな音がするので、振り返ってみると、なんと、
中の様子が気になったのか、「タマ」が約1mの仕切り板に脚をかけ、二足で立ちながら覗いているではありませんか!
外側から見た様子がこちら。
なんとも愛らしい。
「ハル」もずっと仕切り板の向こう側から、「どうしたの?」と言わんばかりの不思議そうな目で、気にしていました。
このまっすぐな瞳。
生命を考える機会の多い今日この頃、なかなかうまく行かへんことも多いし、不甲斐なさなんか探し始めたらキリがない程出てくるけど、自分にできることに自信を持って、大切な人らを笑かせるように、オモロい方へ少しずつ進んでいきたいものです。
そう、半歩ずつ。

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