いえづくり教習所 番外編⑤「工具選びのポイント」

素人集団がたった三週間で家を建てられたワケ。

それは、いえづくり教習所の所長である一級建築士の中さんの指導力以外の何者でもない。

しかし、いくら素晴らしい教官が、やる気のある11名を率いたとしても、素手で家は建てられない。

そう、大工仕事には工具が欠かせない。

ニャンジャ
ということで、今回持参した工具に加えて、参加者たちの使用感を紹介します!

4期生以降の参加者や、これからDIYを始める人の参考になれば幸いです。

今回持参するように指定された工具たち

・両刃のこぎり(刃渡り240mm程度)
・Zソー265
・のみ(刃幅9,15,24程度)
・げんのう(300~400g)
・差し金(500mm)
 ・コンベックス(3.5mor5.5m)
・インパクトドライバー(14.4V or 18V)

・鉛筆

ちなみに僕は、鉛筆以外は持っていなかったので、すべてこれを機に購入しました。Amazonで購入したものは、商品名をリンクにしておきます。

 

【両刃ノコギリ(刃渡り240mm程度)】
文字通り、両方に刃が付いているノコギリ。
木材の繊維方向に対して、主に平行に切るか垂直に切るかで刃を使い分ける。
僕が持って行ったのは、これ。

 

参加者の多くが、この両刃ノコギリを持って来ていた。Amazonで購入した人も多かったように思う。

 

【Zソー265】
使用は一度きりだったが、両刃ノコギリより細かいカットをするのに適したノコギリ。

いえづくり教習所期間中、このゼットソーを巡る悲劇が巻き起こった。気になる方は、「いえづくり教習所 DAY15 Zの悲劇」を読んでみてね。

これもAmazonで購入した。多くの参加者がこれを使用。

 

【のみ(刃幅9,15,24程度)】

仕口(しくち)や継手(つぎて)といった、木材同士を金具やビスなしで固定する手法を行う時、ノコギリでは切れない部分を落としたりや細かい寸法調整をする際に用いた。

3本セットで売られていることが多いようだ。

僕がAmazonにて購入したのはこちら。

切れ味に関して、特に不具合を感じることはなかった。いえづくり教習所では、砥石(といし)も用意してもらえ、研ぎ方の説明もある。これを買って良かった点は、目立つオレンジ色のラバーグリップで他の参加者で同じものを持っている人がいなかったことだ。

1つ感じたことがあるとすれば、柄の部分が木製の方が職人ぽくてカッコいいな、という事。木製の方が価格もやや高い。他の参加者に使わせてもらったが、素人の僕には切れ味の違いも分からず、このラバータイプで十分だったように思う。

参加者からは、

「ノミは安物のプラスチックの柄のやつを買ってしまったのですが、研げば普通に切れるしまだ刃こぼれもしてないし、DIY用途での使用には全く問題ありません。」

という意見も。

 

【げんのう(300~400g)】

玄能(げんのう)って何やねん!?となって、ググった参加者は僕だけではないはずだ。いわゆるトンカチである。

僕が持参したのはこれ。

こちらも誰も同じものを持っておらず、ラバーの持ち手で握りやすかった。
デメリットとしては、真っ黒なので名前が書けない事くらいだろうか。

げんのうで検索すると、これと同じように両サイドが同じ形の頭をしたものが出てくるが、下のように片方が釘抜きになっているタイプの方が、DIYを続けていくなら便利なように感じた。

 

【差し金(500mm)】

こちらも、「ん?」となった工具だ。

差し金とはコチラ。

これも両刃ノコギリと並んで、非常によく使った道具だ。

この差し金も人とカブる。しかも、名前を書くスペースがほとんどないので、僕は小さく「ニャンジャ」を忍ばせた。

 

【コンベックス(3.5mor5.5m)】

コンベックスとはいわゆるメジャーだ。

将来的にも使うことも多そうなので、やや頑丈なタイプをチョイスした。

長さは3.5mでも良かったと思うが、この商品のように途中でロックできるものが使いやすいだろう。

「ニャンジャ」を描くにはスペースが狭すぎたので、やむなくマルKとした。

 

【インパクトドライバー(14.4V or 18V)】

1番お高い工具がこれ、インパクトドライバーだ。僕はリサイクルショップで日立製の14.4Vを購入。

電圧(14.4Vか18V)の違いは、やはり18Vの方が若干パワーがあるようだが、いえづくり教習所内では14.4Vで事足りた。
参加者からの情報を元に調べてみたところ、マキタと日立はそれぞれ、同じ電圧であれば他の工具(丸ノコやドリル)などともバッテリーが共有できるみたいなので、工具を揃えていくのなら、マキタか日立でリチウムイオンバッテリーの機種を選ぶのが良さそうだ。

電圧選びのポイントとして、別の参加者からは、

インパクトは、色々使わせていただきましたが、HITACHIのやつが、好みでした。理由は軽さ。個人的に非力なせいもありますが、ビス留め作業において、軽さはだいじに思いました。疲れやすさ、ビス打ちの精度的な意味で。

と、軽さという面からも14.4ボルトで良いのではないかと思われる。

ただ、今後本格的に大工仕事をやっていく可能性があるのなら、18Vの方が良いのかも知れない。バッテリーも軽量化が進んでるみたいやし。

 

【鉛筆】

これに説明は要らないだろうが、「建築用シャープペンシル」というものもあって、所長はこれを使用してた。

僕は見た目を重視するタイプなので、使いもしないのに鉛筆を耳に挟んで、大工っぽい感じに浸っていたが。

あと必須ではないが、工具類をまとめて入れておく【カゴ】があると持ち運びやすい。そんなに移動することはないが、まとめておけるので管理もしやすいように思う。

僕は、洗濯カゴで代用したが、買い物カゴや布の袋など、ひとまとまりに出来るものであれば何でも良さそうである。

参加者のうち数人は、【腰袋】をしていた。

このように、腰にベルトで装着し、色んな工具を入れておける優れもの。

使用していたのは、多少のDIY経験がある参加者たちだったので、未経験の人はいえづくり教習所が終了してから検討しても良いだろう。

 

ビス留めする前の【下穴を開けるドリル】はあると便利だが、所長含め3人ほど持っている人がいたので、全く問題はなかった。

基本的に、指定の工具以外は全員が一斉に使うことはないので、無くても大丈夫だ。

 

最後に、指定工具以外で役に立ったのは【A4サイズのバインダー】だ。高知に行ってから100均で買った。

いえづくり教習所では、図面などプリントが配布され説明を受けるので、バインダーがあるとその紙に書き込みやすい。

以上、少しでも参考になれば幸いである。

4期生以降で、工具に「ニャンジャ」マークを描く人が現れることを夢見て。。
ニャンジャ
「いえづくり教習所」の様子をレポートしています!詳しくは下のリンクを見てねー

いえづくり教習所 初日「高知に来ても消耗してるの?」

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