いえづくり教習所10日目
丸ノコの説明の後、1人ずつ体験も兼ねて3cmずつ切っていく。
誰が一番誤差が少ないか、コンテストが行われた。
裏面に名前が書かれてあり、1枚ずつ所長がめくって行く。
ドキドキ。ワクワク。
果たして、結果は。。
でーん!
【かのこ】は、、、ブービー賞だ!
「今日の差し入れなんやろなぁ。」という邪念だらけやから、歪むのだ。
一位のゆうちゃんこと【長堀】友一さんは、なんと誤差なし!
しかも、ゆうちゃんは左利きだ。
確か右手で切っていた。。利き手じゃない方でこの結果。凄すぎる!
スライド丸ノコの説明を受けた後は、部材作成の続きだ。各々、自分の受け持ちを仕上げていく。
1期生の先輩が助けてくれるので心強い。
一階がパチンコ屋という謎のホテルだったが、ご飯は美味かった。中でも、このナス料理が見た目、味ともに良かった。安芸市は茄子が有名らしい。
お腹も満たされ、みんな眠そうにしながら作業場へ戻る。研修生とは言え、みんな大人だ。すぐ切り替えて、持ち場へ戻った。
のだが、程なく所長のお母さんがアイスを持って来て下さった。
おいしいなぁ。
さぁ、作業に戻ろう!
と重い腰を上げようとした時、
ででーん!!
更にアイスだ!
なんと飲み物まで。ありがたいなぁ。
僕自身も、丸ノココンテストの結果こそ芳しくなかったが、柱の作成は概ね順調に完了した。
一番上手く見える角度から撮っているのは言うまでもない。まだまだ練習が必要だ。
しっかり技術を身につけながら、休んだ時に助けてくれた仲間や、居候させてもらっているアニキ、そして快く大阪から送り出してくれた愛する人たちに恩返ししていこう。
借りばっかり作って、ドンドン利子が膨らんでいる。たまたま振り分けられた柱の番地が、増え続けている借りの重みを、そっと僕に忠告してくれた。
「10日で1割。トイチ。。。」