「ネコ市ネコ座」ボランティアスタッフが教えるその魅力

「ネコ市ネコ座」を知らずして、猫好きは名乗れない!

みなさん、こんにちは!
猫が大好き、ダイナミック忍者(@dynamic_ninjya)です。

先日、「ネコ市ネコ座」というイベントにボランティアスタッフとして参加してきました。

そこで今日は、「ネコ市ネコ座」とは一体どんなイベントで、ボランティアスタッフはどんな事をするのか、を紹介します。

ダイナミック忍者って何者?
と思われた方は、プロフィールページをご覧ください^^

 

「ネコ市ネコ座」の主催者

「ネコ市ネコ座」の主催者は、保護猫カフェ「ネコリパブリック」と猫好きが集まるコミュニティ「フェリシモ猫部」です。ペットフードの「ネスレピュリナ」が協賛しています。

ネコリパブリック

ネコリパブリックは、全国に6店舗もある保護猫カフェ。
ただの保護猫カフェではなく、「2022年2月22日までに、日本の猫の殺処分をゼロに!」というスローガンを掲げ、保護された猫の里親を探しながら、ビジネスとしても「自走」できることを目指す新しいスタイルの保護猫カフェです。

カフェの売上だけではなく、グッズを販売するオンラインショップの売上も、保護猫活動に充てられるので、店舗に行けない人でもショッピングを楽しみながら活動を支援できるというのも素敵なシステムですね。

フェリシモ猫部

フェリシモ猫部は、通販サイト「フェリシモ」が運営する猫好きの集まるコミュニティで、や、保護猫活動に充てられる基金付きのグッズ販売ネットショップや、猫写真満載の「猫ブログ」も大人気です。

「ネコ市ネコ座」はこんなイベント

2017年12月16日(土)、17日(日)に兵庫県神戸市のデザイン・クリエイティブセンター神戸KIITOで開催された「ネコ市ネコ座」は、楽しみながらネコ助けができるというイベントで、入場料や物販の売り上げの一部が保護猫活動に充てられます。

会場には、買い物が楽しめる「ネコ市エリア」と展示が楽しめる「ネコ座エリア」の2つのエリアがありました。

「ネコ市」で楽しいショッピング

「ネコ市」には100以上もの出店者が集い、猫の雑貨やペットグッズが販売されていました。雑貨は多岐にわたり、Tシャツ、帽子、アクセサリー、置物、ポストカードにステッカーなどなど。自分のペットの写真を油絵にしてくれる作家さんも出店していました。

ペットグッズは、カラフルな爪とぎや可愛い猫の首輪といった猫のためのグッズから、飼い主に嬉しい消臭スプレーなども販売されていました。

中でも、スマートねこトイレ「TOLETTA(トレッタ)」は要チェックで、自動的にウンチを掃除してくれるだけでなく、おしっこの量や体重を専用アプリと連動して記録してくれる優れもの!2018年の春から予約開始みたいです。

さらに、「ネコ市」にはステージが併設されていて、様々なイベントが行われました。

ご当地ねこキャラによる保護猫クイズと写真撮影会、フジロックフェス2017にも出演したむぎ(猫)のライブといった猫の楽しいパフォーマンスはもちろん、16日(土)には「LifeUnder(eN)」(ライフアンダーエン)さんが、音楽とリフンティングを融合させたボールパフォーマンスで会場を盛り上げてくれました。

17日(日)には杉本彩さんをゲストに迎えた「猫助けトークセッション」も行われ、立ち見席も満席になるほどの盛り上がりの中、保護猫活動の現状や課題、行政(神戸市)の取り組み、今日からできる保護猫活動など、アツいトークが繰り広げられました。

「ネコ座」は楽しい学びの場

会場の2階「ネコ座エリア」では、地域猫や保護猫活動を周知するための、さまざまな展示やセミナーが開催されました。

後ほど紹介するケニア・ドイさん写真パネルや、ペットとの防災について展示など、人と猫の関わり方を考えさせられる展示物のほか、ミニステージでは地域猫活動の基本である「TNR」に関してのセミナーも行われました。

豆知識
「TNR」とは、Trap(捕獲)、 Neuter(不妊去勢手術)、 Return(もとに戻す)の頭文字で、地域にいる猫たちの不要な繁殖を防ぐために行われる活動。

公益財団法人どうぶつ基金が推進する「さくらねこ無料不妊手術事業」では、飼い主のいない猫に対してTNR活動を実施し、その手術を受けた目印として、さくら耳(耳先のカット)を行なっています。

こういう耳の猫、見かけたことありませんか?

どうぶつ基金のホームページより転載)

この耳は、不妊去勢手術をした猫の証です。

ニャンジャ
痛くないのかニャ?

麻酔のかかった状態でカットが行われ、出血もほとんどないそうです。
詳細は、どうぶつ基金のホームページで紹介されています。

「ネコ市」で気になった出店者

100以上もの出店者が並ぶ「ネコ市」の中で、ぼくの心をくすぶったクリエイターの方々を紹介します。

猫モチーフアクセサリー「しるばーまーち」

愛知県を拠点に、猫モチーフのシルバーアクセサリーやガラス雑貨を制作しwebshopや催事等で販売されている「しるばーまーちさん」。

こちら、猫モチーフのリングですが、額の細かな毛並みまで表現されていて、思わず「すげー」と声を出してしまいました。

<しるばーまーちさんのSNS>

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RJ Graphics

RJ Graphicsは、ロケット・ジャックさんと井上たつやさんのユニット。
大阪を拠点に活動されているお二人の作品は、ハイセンスかつ僕が好きなシュールな感じ。
ロケット・ジャックさんの、このブリーフ猫とか最高でしょ?

 

井上さんのカラフルで独特な猫もめっちゃいい!

 

お二人の作品は猫だけではないので、ぜひ下のリンクからチェックしてみてくださいね。

<RJ Graphicsのページ>
ホームページ
フェイスブックページ

<井上さんのSNS>
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<ロケット・ジャックさんのSNS>
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イラストレーター ときさん

ボランティアスタッフとして、お客さんの誘導をしている時に、パッとみて一瞬で心を奪われたのが、ときさんのこの作品。


こういう、シュールかつ可愛い作品、めっちゃ好きです。
ときさんも、猫だけじゃくて、鳥や犬など色んな動物のイラストを描かれています。

<ときさんのSNS>
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「ネコ座」で気になった出展者

いろんな展示がされていた「ネコ座」の中で、ぼくが特に気になったのは、動物カメラマンであるケニア・ドイさんの写真展です。

動物カメラマン ケニア・ドイさん

ケニア・ドイさんの書籍「ご長寿猫がくれた、幸せな日々 28の奇跡の物語」(祥伝社)の発売を記念した展示で、ご長寿猫たちの豊かな表情を特製パネルで見ることができました。

 

ええ顔ですよね。

 

そんなご長寿猫たちの物語に触れられる書籍「ご長寿猫がくれた、幸せな日々  28の奇跡の物語」(祥伝社)はこちら

<ケニア・ドイさんのSNS>
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インスタグラム

ステージで気になったねこキャラ

ステージには全国各地から、ご当地ねこキャラが集結しました。

来てくれたのは、ふにゃっしーニャジロウ(秋田県)追い出し猫サクラ(福岡県)向嶋言問姐さん(東京都)、み〜ちゃん(岡山県)、にゃかつがわ君(岐阜県)

それぞれに追っかけのようなファンのお客さんもいて、みんな大人気でした。

 

そして、ぼくが一番気になったのは、フジロックフェス’17にも出演したという、沖縄出身のむぎ(猫)です。

むぎ(猫)は沖縄県内ではCMに出演するほどの人気者で、こんなTシャツも販売されていました。

彼の魅力は何なのか?

それはこの動画を見ていただければ、わかると思います。

ちなみに、木琴だけじゃなくて、ラップもおてのもの!

歌の合間のトークも面白く、熱狂的なファンがいるのも頷けます。

ご当地ねこキャラたちも、むぎ(猫)さんのファンになったらしく、お客さんたちと一緒になってサイン待ちしていました。

 

ボランティアスタッフについて

ここからは、「ネコ市ネコ座」のボランティアスタッフについて書きたいと思います。

参加の経緯

猫を見つける「ネコセンサー」には人一倍自信のある僕は、子どもの頃から猫と一緒に育ちました。
今はアパート住まいなので飼ってはいませんが、猫がめちゃくちゃ好きで、猫の保護活動にも興味がありました。

そんな中、友人のフェイスブック投稿で「ネコ市ネコ座」のボランティアスタッフ募集の記事を見つけたので、すかさず応募しました。

ボランティアスタッフの仕事内容

ボランティアスタッフの仕事は多岐に渡ります。受付、物販、ステージ準備、お客さんの誘導などなど。
ボランティアに応募する時に回答したアンケートと、参加可能な時間帯をベースに、「ネコ市ネコ座」の運営の方が割り振ってくれ、僕は「ステージ班」になりました。

「ステージ班」の主な仕事は、開場前のステージ設営(垂れ幕の設置や椅子の準備)、開場後はステージで行われるイベントのお客さん誘導です。

座席は整理券による指定席なので、簡易の番号を貼り付けました。

ご当地ねこキャラや、むぎ(猫)のショーではお客さんとの記念撮影もあり、ぼくはその撮影係という大役を任されました。

お客さんのスマホで、お客さんとねこキャラのツーショットをひたすら撮りまくるとう重大な任務!
時には、高価そうな一眼レフカメラでの撮影も頼まれ、落とさないようにと緊張しながら撮影しました。

そして、なんとその記念撮影の模様が、神戸新聞号外の一面に掲載されました。
左端のエンジ色のTシャツを着ているのが僕です。笑

 

ボランティアスタッフの特典

ボランティアスタッフになろうとする人は、見返りなんて求めていないと思いますが、ボランティアに応募しようかどうか迷っている人を後押ししてくれるこんな特典もありました。

「ネコ市ネコ座」のスタッフTシャツがもらえる。

お弁当とお茶が支給される。
参加する時間帯にもよりますが、ぼくは両日とも10時〜16時の参加だったので、お昼のお弁当を出してもらえました。

ねこキャラとお近づきになれる。
これは「ステージ班」に配属された場合のみですが、ねこキャラたちを間近で見ることができます。ぼく自身、正直知らないキャラクターばかりでしたが、今回近くで見ることでファンになってしましました。。。

保護猫活動に取り組む仲間ができる。
全員のボランティアスタッフが保護猫活動に興味があるというわけではありませんが、ネコリパブリック首相の河瀬麻花さんをはじめ、いろんな方とお話しできたことも大きな収穫でした。

よく聞かれた質問

ボランティアスタッフとして会場にいる中で、お客さんから一番よく聞かれた質問は「猫はどこにいるの?」でした。

残念ながら、「ネコ市ネコ座」にリアルな猫は一匹もいません。

その代わり、1階の「ネコ市」、2階の「ネコ座」の両方で、里親募集の張り紙がたくさん貼られてありました。

 

保護猫に会いたい方は、お近くの保護猫カフェ「ネコリパブリック」へ。

「ネコ市ネコ座」で考えたこと

今回の「ネコ市ネコ座」にはボランティアスタッフとして参加したので、展示やステージをじっくりと見ることはできませんでした。
しかし、お客さんを誘導しながら杉本彩さんのトークセッションを聞き、考えたことを書いておきます。

猫の幸せとは?

猫の幸せとは何なのでしょうか?

この問いに答えはありません。なぜなら、猫は喋らないからです。
殺処分や虐待など、言語道断で不幸せなことはハッキリしているので、まずはそれらを止めるというのが、人間が猫と関わっていく上で大事なことです。

世の中には猫が嫌いな人も大勢います。「猫を守るなんて馬鹿らしい」という考えの人もいます。お互いの意見を批判したり、考えを変えさせようとするのではなく、異なる考えがあることを認め、尊重し合う。
猫の問題に関わらず、どんな時も大切なことです。

猫の幸せって何でしょうか?
暖かいコタツで丸まって、お腹が空いたら餌をもらえる。飼い主に可愛がってもらえて、天敵に襲われることもない。
とても平和で幸せな暮らしのようです。

でも、上でも紹介した「さくら耳ネコ」のように去勢されることはどうでしょうか?
もしかしたら、猫が交尾することは人間のそれよりも気持ちいいのかも知れないし、メス猫が子どもを産む時に途轍もない幸福感を得ているかも知れません。

この議論は尽きないし、正解なんてないのでしょう。
「TNR活動」は現状の最適解であって、目指すべきポイントはその先にあります。

それは、猫を守ろうとしなくても、お互いが自由に生きられる社会です。
人間の都合で、所有物や製造物のように扱われるペットたち。
そこには、「地球を守ろう」という考えと同じ、人間のおごりが含まれています。「猫の問題」ではなくて、「人間の問題」です。
自然に生かされていること、人間も自然の一部であること。
猫は、それを忘れかけている我々が、もう一度自然や動物と向き合うための使者なのかもしれません。

ニャンジャ
シシャよりやっぱりシシャモだニャ

人は誰かを応援したい

ねこキャラたちに熱心に話しかけ、持参したお土産を渡したりする人を見ていて感じたことがあります。それは、「みんな誰かを応援したいのだ」ということです。

むぎ(猫)さんと夢中で話し、記念撮影を終えて嬉しそうな笑みを浮かべるお客さんたちを見ていると、こっちまで幸せな気分になりました。

相手に喜んでもらえることは嬉しいものです。そして、その相手は人間である必要はないのだと思いました。ゆるキャラでも、猫でもいい。誰かに喜んでもらえた時、人はすごくいい顔になるし、それを見た周りの人も幸せになる。

ねこキャラのファンの方々に、何か大切なものを教えてもらった気がします。

ニャンジャ
ボクは、メス猫に応援されたいニャ〜

まとめ

今回、「ネコ市ネコ座」にボランティアとして参加して、本当によかったと思います。

学びも多く、色々と考えさせられました。クリエイターの方々や保護猫活動に尽力する人たちと知り合えたことも、ぼくの今後の人生に大きな影響を与えそうです。

ボランティアスタッフに応募しようかと迷ってる人は、ぜひ応募すべきだと思うし、ぼくもまた参加したいです。

ニャンジャと共に、1人でも多くの人にほっこりや笑顔を届けられるよう、これからもダイナミックに活動していきます!

ニャンジャ
もぐもぐ。。その前に、まずはおにぎりで腹ごしらえだニャ

 

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ニャンジャ
よろしくニャ!